津軽三味線ひびき

変わる音楽教育

文部科学省学習指導要領の改訂に伴い、平成14年度から中学校では三年間を通じて一種類以上の和楽器を用いることになり、また15年度から高等学校の音楽では和楽器を扱うことになったが、それを教える側の先生方が今まで和楽器にふれたことのない人がほとんどではまともにその楽器の良さ又はルーツなどをつたえることが出来るわけがないと思う。

その為、各界の先生方をまねいてもしきたりや礼儀作法が主でなかなか楽器を鳴らすところまでいかないようだ。

でも実際その年代に三味線を教えたところ、なんと約三ヶ月で津軽じょんがら節の六段を弾いてしまう。もっと和楽器というものがメジャーになり、若い人達がやれば、世界に通用するプレイヤーがどんどん出てくると私は思う。

(平成16年6月8日記、川合絃生)

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