稲荷神社本殿

創祀は宝暦元年(一七五一)。

御祭神は倉稲魂命。

伏見稲荷から勧請した。


稲荷神社全景

■探訪記

東胡麻の最も奥まつたところの山中に鎮座します。谷川の小橋を渡り、山道をしばらく入ると石段があります。船井郡神社誌によると、日吉神社境外末社七社の一で日吉神社例祭では騎馬の巡拝があるとありますが、現在ここに騎馬巡拝はなく、深夜馬場量が天満宮の次に巡拝し、シトギを奉納します。馬場量はこの後野化の地蔵尊にお参りして、日吉神社に戻ります。

H20.1.27記

八幡宮本殿

創祀は宝暦元年(一七五一)。

御祭神は誉田別命。

宝暦元年九月十四日に勧請したので、毎年この日を例祭日とし、神輿が巡行する。


八幡宮全景

■探訪記

JR胡麻駅近くの踏切を南側に渡つてすぐにある上胡麻の大戸集落の山裾に鎮座します。

日吉神社境外末社七社の一で、例祭(馬駆け)では騎馬巡拝が最初に大戸の八幡宮に巡拝し、シトギを奉納します。参拝後、近くの馬場の道で射手の女形が流鏑馬を行なひます。

周囲には現代的な建物などが少なく、長閑な田園風景が広がつてゐる美しい場所です。

H20.1.30記

稲荷神社本殿

創祀は安政三年(一八五六)。

御祭神は倉稲魂命。

伏見稲荷から勧請した。


稲荷神社全景

■探訪記

上胡麻のかやぶき音楽堂のすぐ裏の山腹に鎮座します。日吉神社境外末社七社の一で、例祭(馬駆け)では大戸の八幡宮の次、流鏑馬の後に巡拝し、シトギを奉納します。かやぶき音楽堂はピアニストのザイラー夫妻が福井県の禅応寺の本堂を移築した音楽ホールで、夫妻の演奏会やピアノデュオコンクールが行なはれます。かやぶき音楽堂とすぐ下のザイラー家住宅主屋は国登録建造物に指定されてゐます。

H20.2.3記

山の神本殿

創祀は不詳。

御祭神は山の神。


山の神全景

■探訪記

上胡麻塩貝の山中に鎮座します。祠には埴輪風の武者の焼物が置かれてゐました。

日吉神社例祭(馬駆け)では、大戸の稲荷神社の次に巡拝し、シトギを奉納します。

H20.2.6記

大将軍神社本殿

創祀は宝永元年(一七〇四)。

御祭神は大歳神。

創祀は塩貝村開拓と同時のやうである。


大将軍神社全景

■探訪記

上胡麻の塩貝に鎮座します。灯籠を据ゑた石垣の方が立派なので、元はこちらに鎮座してゐたのかもしれません。祠の中には雨乞ひの石が安置されてゐます。日照りが続くと、まづお千度を踏んでから雨乞ひの石を井戸に浸し、広場で火を焚いて御神酒を頂き、雨乞ひの祈願を行なひます。

日吉神社境外末社七社の一で、例祭(馬駆け)では塩貝の山の神の次に巡拝し、シトギを奉納します。

H20.2.14記

八幡宮本殿

創祀は宝永三年(一七〇六)。

御祭神は誉田別命。

創建時は木戸村セバトに鎮座してゐたが、明治維新後、山上に遷座された。文政十三年(一八三〇)に愛宕神社を合祀した。愛宕神社は八幡宮の祠の中に祀られてゐるやうである。


八幡宮参道

■探訪記

上胡麻の木戸会議所の裏山山頂に鎮座します。会議所の右側から山道を20分ほど登り、途中かなり歩き難い箇所もあります。日吉神社境外末社七社の一で、例祭(馬駆け)では塩貝の大将軍神社の次に巡拝する慣行でしたが、気軽に参拝できないために現在は木戸の会議所で休憩食事のみを行なひ、シトギは氏子に渡して代参して貰つてゐます。休憩後、西胡麻の広野の区民館前の地蔵尊に向かひます。

H20.2.17記

稲荷神社本殿

創祀は不詳。

御祭神は倉稲魂命。


稲荷神社全景

■探訪記

胡麻の新町のバス通りと並行するやうに作られた道路の間にある林の中に鎮座します。馬駆け(日吉神社例祭)のためだけに作られたやうな道路です。

馬駆けでは、新町の妙見宮の次に巡拝し、御幣(シトギ)を奉納します。

H20.2.26記

稲荷神社本殿

創祀は不詳。

御祭神は倉稲魂命。


稲荷神社全景

■探訪記

胡麻郷小学校のすぐ近くに鎮座します。

日吉神社例祭(馬駆け)では、新町の稲荷神社の次に巡拝し(愛宕神社は通り過ぎます)、シトギを奉納します。稲荷神社で接待を受けた後、角本の地蔵尊に向かひます。

H20.2.29記

岩神社本殿

創祀は文化二年(一八〇五)。

御祭神は大山咋命。


岩神社全景

■探訪記

府道50号京都日吉美山線から少し。岩上池の堤に鎮座します。石段の登り口に岩上池の開拓を記念した「千載濟民」「恵沢の郷」の碑があります。

日吉神社例祭(馬駆け)では、角本の地蔵尊の次に巡拝し、シトギを奉納します。馬駆けの巡拝は以上で終了し、野化の地蔵尊に戻ります。

H20.3.4記

末鷹稲荷神社本殿

創祀は不詳。

御祭神は倉稲魂命。


末鷹稲荷神社全景

■探訪記

府道50号京都日吉美山線新町バス停近くの田んぼの中に鎮座します。

この地に住む方が伏見稲荷から勧請し、個人で祀られてゐる神社です。毎年、伏見稲荷にも参拝されるさうです。

H20.3.9記