八幡宮広河原杓子屋町 |
創祀は不詳。 御祭神は天照大神・応神天皇。 ■探訪記 府道38号線沿ひの能見川と大堰川の合流地点、今年閉校した堰源小中学校の前に鎮座します。 広河原村は江戸初期に丹波山国庄の出村として出発し、元禄時代に独立村になり、昭和三十二年(一九五七)に北桑田郡京北町から京都市左京区に編入されてゐます。大堰川が流れる谷間の集落で、萱葺きの民家が点在する懐かしい風情のある地域です。雪が深く、京都市内唯一のスキー場もあります。 H19.5.17記 |
丹波の神社 |
金刀比羅神社広河原能見町 |
創祀は不詳。 御祭神は大物主命。 ■探訪記 府道38号京都広河原美山線から源橋を渡つて府道110号久多広河原線に入り、能見川沿ひにしばらく行つた道路脇に鎮座します。祠の背後は磐座といふより岩山です。付近には人家などもなく、道路を隔てた向かひ側は能見川です。 府道110号線をそのまま進むと左京区久多を経て滋賀県朽木村に入ります。 H19.5.19記 |
丹波の神社 |
太神宮社花背原地町 |
創祀は不詳。 御祭神は天照大神。 ■探訪記 府道38号京都広河原美山線沿ひ、京都バス原地中の町停留所近くの山麓に鎮座します。神社周辺の民家は現在は無住になつてゐるやうでした。 花背は秀吉の時代は丹波国桑田郡に属してゐましたが、正保二年(一六四五)の段階では山城国に帰属してゐることが確認されてゐます。原地には山岳信仰の地である大悲山があり、多くの重要文化財を持つ本山修験宗の峰定寺があります。 H19.5.23記 |
丹波の神社 |
春日神社花背八桝町 |
創祀は不詳。 御祭神は天児屋根命。 ■探訪記 府道38号京都広河原美山線沿ひの小集落八桝町の中に鎮座します。京都バス春日社前停留所のそばです。 独特な雰囲気の拝殿には薩摩出身の軍人大山巌と東郷平八郎の額や国威宣揚の額など戦前を偲ばせるものが掛かつてゐました。 八桝町には桂川と安曇川の二つの源流にまたがる広大な森林公園である山村都市交流の森があります。 H19.5.27記 |
丹波の神社 |
大神宮社花背大布施町 |
創祀は不詳。 御祭神は天照大神・春日大神。 ■探訪記 国道477号線沿ひの道路脇に鎮座します。大堰川が別所川と別れる辺りで、神社の背後には別所川が流れてゐます。 大布施町には左京区役所花背出張所・農協・花背二中などがあり、花背の中心的な機能を担つてゐる町です。大神宮社は町から少し離れたところにあり、大布施村の氏神様で、通称花背神社と呼ばれてゐます。 H19.5.31記 |
丹波の神社 |
三輪神社花背別所町 |
創祀は不詳。 御祭神は大物主命。 社殿中央が三輪神社、左が日吉社(大山咋命)、右が金峰社(安閑天皇)。 安閑天皇は蔵王権現と同一の神格だとされてをり、蔵王権現を祀つてゐた神社は神仏分離の際に祭神を安閑天皇としたところが多い。 ■探訪記 国道477号沿ひにある鳥居からなだらかな斜面の参道を歩いて行つた大杉の森の中に鎮座します。別所は鞍馬から花背峠を越えたところにある集落で、天台宗の念仏別所だつたことから平安期創建の福田寺や花背経塚群があります。氏神様は三輪神社ですが、地元では日吉神社と呼ぶことも多いやうです。大物主命と大山咋命は共に日吉大社の御祭神だからかもしれません。別所の西は丹波の芹生です。 H19.6.3記 |
丹波の神社 |
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