限界集落といわれるほど世帯数が減少し、後に続く若い所帯も少なくなりました。子供の数もめっきり減ってしまいました。以前の隣組、13軒を数えたものが6軒に。高齢者だけの世帯が3軒、子供のいる所帯は3軒。その変わりようは驚きです。
私どもの時代は、3人、4人の子供の数は少ない方で、7人、8人は普通でしたし、時には10人もの子供がいる家庭もありました。貧乏人の子沢山。聚落では、子供たちの遊び声が、川向こうの山に木霊となって帰ってくるほどの賑やかさ。同年代の子供達が、集まって“おしくらまんじゅう”“鬼ごっこ”“石蹴り遊び”と場所を変え、遊びを変えて遊びました。
私にはあの日の光景が、今も目に見えるようで、溜息と共に思い出すのです。
放置されたままの田畑、手入れのされていない竹薮。寒空に竹の梢がゆれてます。
風花舞う竹の梢のカラカラと音響きおり山里眠る
更新日 平成24年3月9日
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