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南丹市の鉄道

南丹市にはJR山陰線が通っている。京都市内の嵯峨嵐山駅を発車してすぐのトンネルを抜けると保津峡峡谷の真っ只中、保津峡には京都市と亀岡市の境界の駅、保津峡駅がある。さらにトンネルを抜けると、丹波路だ。亀岡市内の馬堀・亀岡・並河・千代川の4駅を経て、山陰線は南丹市に入る。市内にある駅は、京都方面から数えて八木・吉富・園部・船岡・日吉・鍼灸大学前・胡麻の7駅である。

山陰線のうち、京都〜園部間は嵯峨野線とも言う。この園部までの嵯峨野線区間はJR西日本のアーバンネットワークの圏内で、二条〜嵯峨嵐山までの高架化、園部までの複線化、駅の改築や周辺開発などが計画されていて、実際に計画が進捗している。現在、京都‐園部間は時間待ちによる幅があり、45〜60分ぐらいだが、平成20年(2008)には京都〜園部間の複線化が完了する予定なので、時間が短縮されるだろう(複線化工事は平成21年にずれ込む可能性あり)。

アーバンネットワークと言っても、亀岡駅を過ぎると特急以外は各駅停車になり、丹波産の美味しい作物の数々を作っている田園風景の中をゆっくりと走っていく(亀岡‐園部間は20分程度)。園部で乗り換えや車輌の切り離しとなり、園部から先は本数や車輌数も減って、無人駅が多いため車内の料金箱に券や現金を投入するスタイルに変わる(園部‐胡麻間は20分程度)。

たった7駅だが、それぞれの駅周辺には個性と見所がある。このコーナーでは南丹市の駅を紹介し、駅周辺を案内しよう。

更新日 平成20年7月9日

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八木駅

八木駅

京都方面から来た場合、最初の駅が八木駅である。南丹市では唯一古い駅舎のままの駅で、たまに撮影にも使われている。

旧町の中心部であった駅周辺には、古い町並を残した商店街、京都府中部医療圏唯一の公的総合病院である公立南丹病院、南丹市役所八木支所(旧町役場)、図書館(八木図書室)、八木小中学校、八木公民館などがある。国道9号線沿いや商店街には美味しいお店が点在する。

商店街を抜けると、大堰川に出る。大堰橋周辺の河原は、花火大会や桜の名所として知られる大堰川緑地公園になっている。また、駅の裏側には応仁の乱の細川勝元ゆかりの龍興寺、戦国時代のキリシタン武将内藤ジョアンの八木城址があり、歴史散策ができる。

駅前からは京阪京都交通バスが出ていて、特に八木町神吉や京都市右京区の最奥にある樒原や越畑に行くバスはこれしかない。

有人駅だが、早朝・深夜は無人になる。

webJR八木駅

更新日 平成20年7月9日

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吉富駅

吉富駅

無人駅。駅舎に郵便局がある他、駅前にはコンビニや喫茶店ぐらいしかないが、駅前が国道9号線と京都縦貫自動車道八木西ICで、交通の便が良い。最近市街化区域になったので、今後の発展が期待される。

駅周辺には千年以上の歴史を持つ古い社寺が数多く存在し、天平勝宝8年(756)創建で文覚上人ゆかりの西光寺、元慶6年(882)以前に遡る由緒を持つ荒井神社、慶雲2年(705)以前に遡る由緒を持つ延喜式内社で船井郡の地名の由来となった船井神社、宝亀11年(780)創建の京都帝釋天などがある。また、男前豆腐店本社やメグミルク京都工場などの大きな工場も多い。キャンプ場の文覚ふれあい公園、西京都パラグライダー練習場などのアウトドア施設もある。

webJR吉富駅

更新日 平成20年7月12日

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園部駅

園部駅西口

南丹市の中心部で市役所などがある園部町の駅。亀岡駅の次に特急が停まる駅で、ICOCAやJスルーカードが使えるのも園部駅までである(京都方面の利用に限る)。明治32年に鉄道が開通した時に園部町の中心部から少し離れたところに駅が建設されたので、市役所をはじめとする行政機関や各種施設がある中心部へは歩いて20分ほどかかる。

駅周辺には天喜2年(1054)創建で延喜式内社の嶋物部神社に比定される春日神社、至徳2年(1385)創建で園部藩主の菩提寺であった曹洞宗徳雲寺、延喜元年(901)創建の日本最古の天神さんとして知られる生身天満宮などの歴史スポット、昭和28年(1953)に建てられた重厚な風格をもつカトリック丹波教会園部聖堂、京都府園部総合庁舎・保健所・税務署・労働基準監督署などの行政機関、ビジネスホテル、飲食店、コンビニ、園部安全自動車学校などがあるが、何と言っても園部駅周辺は京都国際建築大学校・京都伝統工芸大学校・京都医療科学大学・京都聖カタリナ高校と学校が立ち並ぶ文教地区としての特色を持っている。

園部駅がある小山東町から隣りの小山西町にかけては新興住宅地になっていて人口も多く、少子化で南丹市内はもとより全国的に廃校になる小学校が少なくない中、平成11年には駅から程近い小山東町に園部第二小学校もできた。数十年前は園部駅周辺は町外れのイメージが強かったが、現在では南丹市の中でも発展性のある地区の一つである。

駅前から多くのバスが出ている。なかでも、ぐるりんバス(南丹市コミュニティバス)市街地循環線は、所要時間一周約20分150円均一で、市の中心部を回っている。

webJR園部駅

更新日 平成20年7月16日

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船岡駅

船岡駅

無人駅で、駅舎はなく、人家のあるところから直接ホームに上がる。船岡駅からはJR西日本福知山支社の管轄になる(園部駅までは京都支社の管轄)。

この辺りは園部町の川辺地区(旧川辺村、現川辺小学校区)と言い、大堰川(桂川)がゆったりと流れる自然豊かな谷間で、大堰川沿いにいくつかの集落が点在している美しい地域である。昭和26年に川辺村が園部町と合併し、その年に園部‐胡麻間に気動車が走るようになった。船岡にも駅が欲しいということで、川辺支所長の平野熊蔵を中心にして駅建設が推進され、地元民の寄付と労働力の提供によって同28年に完成したという歴史を持っている。

駅前にはかつて水運で栄えた船岡の町が広がり、郵便局や川辺小学校などがある。駅周辺には、貞観17年(875)創建の月讀神社、大同2年(807)創建で室町初期建立の本殿が重要文化財に指定されている春日神社、元亀2年(1571)創建で創建当時のものである本殿が京都府登録文化財になっている武尾神社などの神社、室町幕府の代官蜷川氏の蟠根寺城(蜷川城)、戦国時代の土豪内藤氏(八木城にいた丹波守護代内藤氏の一族)の藁梨城などの古城がある(現在は遺構のみ)。また、川辺ではないが、徒歩圏内に京都府指定文化財(天然記念物)で京都の自然200選にも選ばれている朝倉神社の大杉や道の駅京都新光悦村がある。

駅とトンネルが開かれた一帯を諏訪の森と言うが、明治38年の鉄道建設の時に白狐と白蛇の祟りがあったそうで、それを鎮めるための大杉稲荷神社がすぐそばに鎮座し、鳥居がホームから見える。

webJR船岡駅

更新日 平成20年7月18日

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日吉駅

日吉駅

日吉町の山間にある。簡易委託駅で、キヨスクが営業している。かつては殿田駅と言ったが、平成8年に日吉駅に改称した。駅舎には地域のコミュニティセンターである日吉駅交流センターが併設されている。

駅前には小さな商店街がある他、南丹市役所日吉支所(旧日吉町役場)、郵便局、殿田小中学校がある。駅周辺にはスプリングスひよし、日吉ダム、クラウンヒルズ京都ゴルフ倶楽部などの観光レジャー施設がある。

殿田には丹波猿楽三座の一つ、梅若座があった。梅若家は中世丹波の土豪だったが、猿楽の研鑽を行ない、一家を成した家である。観世流に合流して観世流梅若家となり、現在に至る。戦国時代は殿田の領主として在住し、日吉駅近くに梅若屋敷跡や旧菩提寺の曹源寺があり、今も梅若家の先祖供養の法要などが行なわれている。

webJR日吉駅

更新日 平成20年7月21日

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鍼灸大学前駅

鍼灸大学前駅

無人駅。主な利用者は駅前にある明治国際医療大学の学生と併設されている大学附属病院に行く人である。駅名は駅開業当時の平成8年の大学の名称、明治鍼灸大学に由来する。大学は平成20年度から明治国際医療大学と改称したが、駅名変更は高額の予算と手間がかかるため、当面は鍼灸大学前駅という駅名のまま行くようである。

駅前には駅を出るとすぐに音楽ホールや図書館(日吉図書室)などがある生涯学習センター「遊 Youひよし」があり、道を渡ったところに明治国際医療大学と大学附属病院がある。新しく開発された場所なので、飲食店、コンビニ、書店など学生向けの店は一軒もなく、学生街の趣はない(学内には学生食堂、カフェテリア、売店がある)。

駅周辺には鈴の山フィールドアーチェリーや京都府が運営するユースランドなどのスポーツ施設、JA系列のスーパーぴーぷる日吉などがある。

webJR鍼灸大学前駅

更新日 平成20年7月22日

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胡麻駅

胡麻駅

最後の駅は胡麻駅である。無人駅だが、駅舎には郵便局と胡麻地域振興会が運営する郷の駅胡麻屋が併設されている。郷の駅胡麻屋には日吉の新鮮野菜・特産品などが置かれ、喫茶軽食コーナーもある。胡麻発の文化や情報の発信も行なっている。

胡麻は丹波高原の小盆地で、真ん中に半球状の丸山があり、里と田園と自然が一体となった風光明媚な地域である。乱開発されていないこともあって、胡麻にはどこかユートピアを思わせるような心安らぐ雰囲気がある。胡麻は由良川水系(畑郷川)と桂川水系(胡麻川)とに分かれて流下する分水界(水分の路)がある場所でもある。

駅北側の通りは商店街になっていて、少し行くと胡麻郷小学校、正徳6年(1716)創建の胡麻の鎮守である日吉神社などがある。毎年10月の秋祭りに行なわれる日吉神社の馬馳けは胡麻の聖地を巡拝する伝統行事で、南丹市の無形民俗文化財に指定されている。丸山がある駅南側には、南丹市の史跡に指定されている中世の土豪塩貝氏の塩貝城(大戸城)跡、国登録建造物に指定されているザイラー夫妻のかやぶき音楽堂などがある。

近年胡麻はパン作りが盛んになっていて、ゾンネ・ウント・グリュックや胡麻パン工房農(みのり)などがある。その他、胡麻グルメとして、オリーブ油感覚でパンに付けて食べても美味しい極上胡麻油を作っている山田製油も逸せない。山田製油の敷地内にあるピッコロモンド・GOMAでは、地元の野菜や胡麻油を使ったイタリアンが食べられる(予約制)。

胡麻を出ると、次は京丹波町の下山駅である。

webJR胡麻駅

更新日 平成20年7月26日

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