園部高校の公孫樹

京都府立園部高等学校の校庭にある推定樹齢７００年、幹周約４メートル、樹高約２５メートルの公孫樹（いちょう）。

この公孫樹は園部高校の象徴であり、校章にも公孫樹があしらわれ、かつて刊行されていた園部高校の機関誌の名前も『公孫樹（こうそんじゅ）』だった。今年刊行された園部高校の１２０年記念誌も、伝統を踏まえ、『公孫樹』と名付けられている。公孫樹は旧園部町の木にもなっていた（町の花は生身天満宮ゆかりの梅だった）。旧制高等女学校・旧制中学時代を含む園部高校の卒業生にとって、校門として使用されている園部城城門とともに、この公孫樹は思い出のシンボルである。校舎の傍らにあるため、銀杏の季節になると、授業中に悩まされた記憶を持つ人は多いはずだ。

園部高校は、園部町の中心部、小麦山の山裾にある。公孫樹は、園部公園の駐車場からも見ることができる。

※校内に入る時は予め学校にお問い合わせ下さい。

南丹市園部町小桜町

更新日　平成２１年１１月４日