吉備津神社の大杉
園部町口人の吉備津神社境内にある大杉。推定樹齢300年以上で、園部では朝倉神社の大杉や摩気神社裏山の口の天狗杉に次ぐ杉である。周囲のどこからも見ることができ、口人のランドマークになっている。優しげなその姿は物語的とも言える独特の風情がある。旧園部町には町指定樹木になっていた。
口人は明治9年(1876)に中口人村と下口人村が合併してできた半田川流域の村で、吉備津神社は吉備津彦命を御祭神とする下口人の鎮守である。吉備津神社は宝徳2年(1450)に再建されたという記録があり、創建はさらに遡ると思われる古い神社である。大杉の根元には地元有志による「吉備津神社の大杉を守る会」の「大杉を守ろう」と大書した看板が立てられている。
吉備津神社は、市中心部から半田峠を越え、国道477号線を進み、半田の一本杉を右に見て、500メートルほど行ったところ、国道477号線から一本入った集落の中にある。口人の目印になっているので、すぐにわかる。
更新日 平成20年9月18日