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木霊巡礼〜Kodama Junrei〜15

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春日神社の鹿子の木

園部町高屋の春日神社境内にある鹿子(かご)の木。樹齢は300年とも500年とも言われ、樹高16メートル、幹周り3メートル以上はある鹿子の木である。旧園部町の樹木に指定されていた。

春日神社のカゴの木

高屋は川辺地区の古い歴史を持つ村。中世園部における最大規模の城であった蜷川城(蟠根寺城・高屋城)があった。蜷川城は足利氏の家臣蜷川親朝が高屋に築いたもので、園部城築城の時に破却され、今は遺構が残るのみである。足利義教の政所代を務めた親朝の孫の蜷川親当は、連歌師の宗祇が連歌七賢の一人に選んだほどの文人で、アニメ『一休さん』の蜷川新右衛門のモデルとしても知られる。

春日神社の歴史はさらに古く、大同2年(807)に遡る。檜皮葺の屋根に朱塗りの美しい現本殿は、室町初期に建立されたもので、重要文化財に指定されている。御神木の鹿子の木の根元に草鞋や草履を供えると、足の痛みが治ると伝えられている。

春日神社のカゴの木 春日神社本殿

春日神社は、川辺地区の大堰川の西側にある。JR船岡駅から2キロほどのところである。新緑や紅葉の季節の美しさは格別なので、船岡駅から大堰川沿いの道をゆっくり散策するのもいいだろう。

web春日神社

map南丹市園部町高屋

更新日 平成20年12月20日

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