八木町船枝の京都帝釋天で、毎年大晦日の午後11時から新年にかけて行なわれる除夜の鐘の行事。参道に続く灯明の中、本堂まで約700メートル20分ほどの行程を、参道に並ぶ108基の願いの鐘を撞きながら上山し、本殿では大梵鐘喜びの鐘を撞く。火の輪くぐりなどもある。参道に願いの鐘を叩く撞木(しゅもく)が用意されているが、麓の参道口近くにある寺務所の福寿寺でマイ撞木も入手できる。
更新日 平成20年12月22日
美山町三埜の川谷区で、毎年小正月の夜に行なわれる民俗行事。きつね子と呼ばれる小中学生の男の子たちが、学生帽に黒マント、ゴム長のいでたちで、家内安全や五穀豊穣を祈り、地区内の家々を回る。きつね子は玄関先で舞を行ない、お年玉やお菓子などのご祝儀を貰う。途中で人を見かけた場合は、物陰に隠れることとされている。夜遅くまで地区内を練り歩いたきつね子たちは、宿と言われる民家で一泊し、翌朝4時に宿を出て、親の先導で道中歌を歌って、区の上と下に御幣を奉納する。かつては美山町内の他の地区でも行われていたが、今では川谷区のみに残っている。狐がえりは狐狩りとも呼ばれ、舞鶴市や兵庫県但馬地域など美山町以外にも同様の行事が行なわれている。
更新日 平成20年12月12日
八木町日置の大送神社で毎年1月17日の夕方5時から行なわれる作況を占う神事。かつて日置の村を荒らした大蛇を武士が7本目の矢で退治した故事にちなんで行なわれている神事で、千年以上前から続くと言われ、京都府の無形民俗文化財にも登録されている。まず当番の組が稲藁で作った長さ14メートルほどの大綱をない、鎌首をもたげた大蛇に見立ててとぐろ状に巻いて、綱の前に的を置く。五穀豊穣と神事の無事を祈願した後、武士役の組長が弓で的を射て、三の矢を命中させる。続いて、住民が鳥居の真下を真ん中にして南北に分かれ、7回もの綱引を行なう。北が勝てば麦が豊作、南が勝てば米が豊作となると伝えられている。
更新日 平成21年1月3日
園部町半田の大森神社で毎年1月21日の祈年祭で行なわれる霊呼びの行事の通称。神主が神寿の祝詞を奏した後、拝殿の周りに集まった氏子たちが持参した榊を床に立てて並び、神主が神前の三宝の散米を榊にふりかけて回り、氏子は一斉に榊で床をドンドンと打ちならしながら「ワーワー」と声を上げる。撒かれた米は集めて紙で包み、神符と一緒に榊に結んで苗代床の水田の水口に立てて、五穀豊穣を祈る。
更新日 平成21年1月9日
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