園部町熊崎の都々古和気神社で毎年3月の第1日曜(かつては7日)に行なわれる大護摩で、行者講とも呼ばれる。真言宗醍醐派丹波協会の修験者が導師となり、道場の守護を願う「法弓の儀」、護摩壇を清める「法剣の儀」を執り行なって魔を払い、降神を願う祭文が朗読される。その後、大護摩に点火され、導師の般若心教の読誦が始まると、参詣者が護摩木や御札を投げ入れる。最後に「火生三昧」と呼ばれる火渡りをが行なわれ、裸足になった導師や参詣者が厄除けや無病息災を願って火床を渡る。
更新日 平成21年2月24日
園部町美園の生身天満宮で毎年3月下旬の日曜日に行なわれる菅公の慰霊祭。菅原道真は天満宮の御祭神で、梅をこよなく愛したと伝えられ、大宰府に左遷される時にも有名な「東風吹かば匂ひをこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」の歌を残している。このことから天満宮では梅を社紋とすることが多い。生身天満宮の梅花祭では、約100本が咲く梅苑内で神事や茶席が行なわれる。ちなみに旧園部町の町花は園部の鎮守である生身天満宮にちなんで梅であった。
更新日 平成21年3月10日
美山町芦生の熊野権現で毎年4月10日に行なわれる伝統行事。昔から芦生には熊が沢山棲息していて、芦生の村人は雪の多い冬の間は熊狩りで生計を立てていた。村人たちは熊野権現に、正月から4月10日まではワサビを食べないと約束して熊狩りを行ない、現在でもこの期間中はワサビを食べない。当日は村中の人々が熊野権現に集まり、神様にワサビなどを供え、無事に熊狩りをさせてもらった感謝をしてから、ワサビや御馳走を食べる直会を行なう。
更新日 平成21年4月1日
日吉町田原の多治神社で毎年5月3日に行なわれる伝統行事で、国の重要無形文化財に指定されている。作太郎と作次郎と呼ばれる立人2人によって、「日柄改め」から「刈終い」までの稲作の過程を十五の次第に分けて模擬的に演じられる。牛役の男の子が田を耕したり、早乙女に扮した4人の女の子が菖蒲の葉を苗に見立て田植えの仕草を行なうなどして、その年の豊作を祈願する。田植えを囃す田植歌は、中世歌謡の雰囲気を残している。
廣野文男作品集〜思い出の中から・悠久の郷〜「秋祭り(多治神社)」
更新日 平成20年1年4月18日
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