ら行
ライカ(らいか)
昭和51年(1976)〜
京都府出身の女子プロボクサー。本名来家恵美子。3歳から18歳まで京都市左京区の児童養護施設迦陵園で育つ。京都市立下鴨小中を卒業後、迦陵園から園部町の京都府立農芸高校に3年間通う。働きながら大垣女子短期大学を卒業し、歯科衛生士・OLを経て22歳の時にボクシングを始め、26歳の時に日本人女子初の世界王者となる。初代日本フェザ−級王座、WIBA世界フェザ−級王座、IFBA世界スーパー・ライト級王座、WIBA世界ライト級王座などに輝く。
更新日 平成19年9月23日
利茶土ミルグリム(りちゃーどみるぐりむ)
1955〜
ニューヨーク出身の陶芸家(茶陶)。大学時代に陶芸に出会い、昭和52年に初来日、日本語を学びながら全国の窯元を回って研究。大学卒業後の昭和54年に再来日し、本格的に陶芸や茶道の修行を積む。昭和60年に日吉町四ツ谷に築窯し、裏千家15代千宗室(現千玄室)によって利茶土窯と命名される。以後、茶陶家として活動し、日米で個展を開くなど活躍する。平成12年にアメリカに本拠を移すが、日吉町の利茶土窯は残し、現在もアメリカと日本を往復している。近刊に『茶陶家・利茶土ミルグリム作品集』。
更新日 平成19年10月3日
劉石秋(りゅうせきしゅう)
寛政8年(1796)〜明治2年(1869)
豊後国戸畑村(現大分県玖珠町)出身の儒者。姓を合谷、字を君鳳、通称を三吉という。同じ豊後の儒者広瀬淡窓の咸宜園に学び、淡窓門下十哲の一人。安政元年(1854)に園部藩の藩校教先館の講師となった。近江西大路藩の藩校日新館の教授や京都学習院の講師も勤めている。長男の冷窓も教先館の講師となり、園部藩士の子弟教育に従事した。石秋・冷窓に学んだ中に上野盤山がいる。死後、その功績により藩主小出氏から内林に墓地を与えられ、石秋・冷窓の墓碑が建てられ、銘は淡窓の子の範(青邨)が選した。
更新日 平成20年1月6日
わ行
渡部延男(わたべのぶお)
昭和26年(1951)〜
美山町在住のギタリスト。京都府出身。京都市で新川典夫に師事。1975〜79年にスペイン、フランス、イタリアに留学し、王立オスカル・エスプラ音楽院、パリ・エコールノルマル音楽院、キジアーナ音楽院に学ぶ。ホセ・トマス、ホセ・ルイス・ゴンサーレス、アルベルト・ポンセ、オスカー・ギリアに師事。1976年ガルニャーノ国際ギターコンクール入賞。病気のために一時演奏活動から離れ、後進の指導やコンサートの企画などに従事していたが、最近病気を克服してギタリストとしても活動している。渡部ギター教室を開講している他、平成16年より美山ギター音楽祭を主催。
更新日 平成20年8月17日
英数
BONNIE PINK(ボニー・ピンク)
昭和48年(1973)〜
京都市生まれの歌手。京都教育大附属小中高、大阪教育大学卒業。22歳でデビュー、自分の個性を追求した音楽活動を評価されてきたが、平成18年以降メジャーシーンでブレイクした。父親の実家が八木町日置、母親の実家が園部町美園町で、幼い頃から祖父母のもとに遊びに行っていたという。アルバムなど多数。エッセイ集『My life's in the bag〜出会いと思い出をカバンに詰めて〜』。平成18年には中島哲也監督の映画『嫌われ松子の一生』にも出演。
更新日 平成19年9月23日
Detlev Schauwecker(デトレフ・シャウベッカー)
1941〜
日吉町在住の学者。ドイツ・ベルリン生まれで、ミュンヘン大学・ベルリン大学・マールブルク大学で学ぶ。専攻は日本学・演劇史・東西文化交流史。近松門左衛門研究でマールブルク大学文学博士号を取得。昭和49年に来日し、京都外国語大学助教授を経て、関西大学文学部教授・同外国語研究機構教授などを歴任。現在は関西大学名誉教授・国際日本文化研究センター客員教授。妻は声楽家の井尻有香で、日吉町などで夫妻を中心とした様々な文化イベントを企画し、平成14年には日吉町郷土資料館でキリシタン武将高山右近を主人公にした『ティトス 右近殿』を公演、平成18年からは日吉町四ツ谷の玉岩地蔵堂で日独の音楽家が競演する「対位のライブ」を行なっている。
更新日 平成20年10月7日
Ernst F Seiler(エルンスト・ザイラー)
1934〜
日吉町在住のピアニスト。ドイツ・ミュンヘン生まれ。ケルン音楽大学ピアノ科・ジュリアード音楽院卒業。昭和36年、神戸女学院大学の招きで初来日。世界各地で演奏活動を行なう傍ら、後進の育成にも勤めている。日本人ピアニストのカズコ・ザイラーと結婚し、昭和48年(1973)にザイラーピアノデュオを結成、日吉町のかやぶき音楽堂を本拠にピアノデュオを中心にリサイタルを開催すると共に、随筆活動など多彩な活動を続けている。『晴耕雨奏』『東響西韻』などのCDの他、著書に『ザイラー夫妻の晴耕雨奏〜田んぼの中から世界を見て』がある。
更新日 平成19年9月23日
Uwe Walter(ウベ・ワルタ)
1934〜
美山町田歌在住の尺八奏者・大道芸人。ドイツ生まれ。昭和60年に来日し、京都で金剛流の宇高通成に能仕舞・謡・能面を師事、尺八を都山流の井津清司に師事。美山町に暮らしながら、邦楽・伝統芸能・クラシック・ジャズ・ポップスなどにわたる幅広い音楽活動を行なっている。テレビ出演多数。平成18年には出目昌伸監督の映画『バルトの楽園』に出演。
更新日 平成19年9月23日