や行
八木三郎(やぎさぶろう)
大正2年(1913)~昭和33年(1958)
八木町本町出身の物理学者。京都大学卒業。京大教授、理学博士。共著に『物理化学演習』『物理化学概説』など。
更新日 平成20年6月18日
八木靖浩(やぎやすひろ)
大正9年(1920)~平成7年(1995)
八木町出身の実業家。旧制園部中学校卒業。東京大学卒業後、昭和18年に川崎製鐡に入社、同57年には社長に就任、その後会長になる。同57年に藍綬褒章、同60年にブラジル南十字星国家大勲章。また、平成元年には「まじめ×ゆかい」で日本流行語大賞表現賞を受賞した。
更新日 平成20年1月14日
八木龍三郎(やぎりゅうさぶろう)
明治16年(1883)~昭和23年(1948)
八木村(現八木町八木)出身の教育者。号は坳堂。亀岡の儒者で『丹波誌』で知られる北村龍象に儒学を学ぶ。京都で儒学を講じたのち、明治38年に帰村して邸内に私塾興風義塾を開設し、近隣の若者を教える。明治41年、北村龍象の引退とともに龍象の私塾南桑倶楽部を継承し、同45年には文部省の認可を受けて興風義塾と改称、社会教育に尽くして地方の人材二千余人を養成、その人格によって丹波聖人と呼ばれた。昭和15年に青年醇化の功により藍綬褒章を受ける。八木町八木の興風義塾跡に「興風」の碑が建ち、八木駅前に生誕之地の碑が建つ。
更新日 平成20年5月9日
矢野彌次郎(やのやじろう)
慶応2年 (1866)~昭和18年(1943)
保津村(現亀岡市)生まれの実業家。園部の矢野治兵衛の養子となり、若くして土木事業を興し、京都市に進出して矢野組を設立。京都市内の西塔橋・久世大橋・葵橋・出町橋などを建設、丸ビルに東京支店を置いて全国的に事業を展開し、河川改修・橋梁建設・道路・トンネル・水力発電所などを手がけ、日本屈指の建設会社に発展させた。
更新日 平成19年9月23日
山内文(やまうちあや)
昭和55年(1980)~
船井郡旧瑞穂町(現京丹波町)生まれで園部町在住の新進ピアニスト。京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、数々のコンクールで入賞し、ソロ・伴奏・室内楽で活動している。
更新日 平成19年9月23日
山名二郎(やまなじろう)
昭和7年(1932)~
園部町宮町生まれの実業家。園部小中高・京都大学を卒業後、大和証券に入社し、アメリカ大和証券会長、大和証券副社長、アジア開発銀行傘下のアジア金融投資会社初代社長、米国証券アナリスト協会日本協会理事などを歴任。実家は老舗和菓子店「くりや」。東京都在住。
更新日 平成19年9月23日
湯浅卯之助(ゆあさうのすけ)
大正3年(1914)~
世木村(現日吉町)天若出身の実業家。天若尋常小・世木尋常高等小卒。京都市内の洋品店勤務を経て独立、京都の中小企業の経営基盤の安定・発展のための活動を推進し、京都洋品協同組合理事長(退任後名誉会長)、京都市小売商総連合会会長(退任後名誉会長)、京都信用保証協会理事、京都商工会議所常議員(現在名誉議員)などを務める。現在は東山のねねの道(高台寺参道)にある草わらび餅で知られる「茶房洛匠」会長。殿田小・中学校に多額の寄付をし、日吉町から特別表彰者として表彰されている。日中友好にも関わり、京都府日中友好協会名誉会長。
更新日 平成20年1月24日
湯浅五郎兵衛宗成(ゆあさごろうべいむねなり)
天保5年(1834)~明治42年(1909)
尊皇の志士。亀岡市稗田野町に生まれ、日吉町木住の湯浅家の養子に入る。湯浅家は明徳四年(1393)に世木庄に定住した武士湯浅宗朝から始まる地元有数の名家で、宗成は宗朝から数えて15世に当たる。幕末の変革期に園部藩を脱藩して熊本藩や長州藩の志士と共に国事に奔走した。園部藩に捕えられるも、熊本藩・長州藩の圧力で死罪を免れた。維新が成ると、明治4年(1871)、37歳の時に木住に帰り、「以後一切世事に関与せず」と宣言して隠棲し、言葉通りその後一切の公職に就かなかった。明治42年に75歳で没。
更新日 平成19年9月23日
湯浅貞夫(ゆあささだお)
昭和3年(1927)~平成8年(2000)
園部町出身の作家・郷土史家。京都府立亀岡農学校卒。共産党職員として勤務する傍ら、唯物弁証法と史的唯物論の歴史観による歴史書・歴史物語やエッセイを多数執筆。著書に『いばらの道~物語、口丹地方部落解放運動史』『丹波風物誌』『親が子供に語る丹波の村落史』『天明の地鳴り~口丹波一揆物語』『目でみる京都の民主運動史』『湯浅貞夫のヨーロッパ駆け歩き』。
更新日 平成20年6月24日
吉田勝美(よしだかつみ)
昭和19年(1944)~
園部町本町生まれの実業家。園部小中・同志社高・早稲田大学を卒業後、リコーに入社。リコー米国会長兼最高経営責任者・常務取締役・海外本部長・理光(中国)投資有限公司会長・取締役専務執行役員などを歴任。実家は老舗商店「田原屋」。
更新日 平成19年9月23日
吉田治人(よしだはると)
昭和33年(1958)~
日吉町中生まれのトランペット奏者。殿田小中・園部高・大阪音楽大学を卒業後、ドイツに留学してベルリン芸術大学を最優秀で卒業する。ドイツやポーランドで活動後、帰国して大阪フィルハーモニー交響楽団に入団。現在ソリストとして活躍。大阪音楽大学や神戸女学院大学などで講師も務める。
更新日 平成19年9月23日